地球環境テクノロジー株式会社(千葉県千葉市)は、廃棄物処理施設技術管理士が都市生活における資源再生および地球環境保全を図る技術研究に取り組んでいます。

技術情報をご紹介します

循環型ごみ処理システム必要性の背景

従来のごみ処理は、戦後のごみ分別の考え方もない時から高度経済成長の時代を経て、排出されたごみは、衛生処理第一の観点から焼却処理を主流とすることはやむを得ない時代背景があり、今日に至っています。
しかしながら時代は移り、日本人のごみ分別意識向上から分別システムの定着も進み、プラ容器、トレー等の各家庭等で洗浄するなど、リサイクル意識も格段に向上して、従来のごみ処理にまつわる時代と今日とでは、ごみ処理方法選定の背景が違います。
また、再資源化技術の進歩も格段に進み、各種リサイクル法及び循環基本法も整備され、地球環境に対する人類の危機感(COP25等)ある中、脱焼却とする循環型ごみ処理システム(以下、本処理システムと言う)の到来が待たれる時ではないでしょうか。

循環型ごみ処理システムの特徴

本処理システムと従来ごみ処理システムの処理フローの決定的な違いは、ごみ処理施設の処理フローの入口である、ごみ受入部の違いです。
従来のごみ処理システムの入口は、焼却処理を前提としたごみ受入部で、ごみ収集車両からのごみ貯留部である、ごみピットに直接投入され、ごみピットの上層部のごみからクレーンのグラブバケットで上側に掴み上げて焼却炉等へと供給している。
それに対し本処理システムの受入部は、受入ホッパで一旦受けてから破砕処理・選別して、上部受入・下部排出式のごみ受入槽としたことです。その結果、焼却処理しない処理システム導入が可能となり、施設の処理能力も焼却炉がないことから、その日に収集したごみ量の施設規模で良いことになるので、ごみ焼却施設のように3日~7日分を貯留する必要も無くなり、更にごみピットでごみを混ぜないのでごみの種類・組成別の処理ラインが構築でき処理時間短縮も図られることになります。
図-1に本処理システムの受入供給フローを示します。

図-1 本処理システムの受入供給フロー
本処理システムの受入供給設備概略システム

循環型ごみ受入槽の製作可能性イメージ画像

密閉型ごみ受入槽がごみ処理施設への導入及び製作可能性について検証します。
まず、ごみ処理施設のごみ貯留容量は、日処理量100t/日の処理規模の施設の場合、構造指針で3日分のごみ貯留容量で良いとされ、コンクリート構造のごみピットの場合5日分以上としており、500t以上の容量が必要となります。大型タンカーは、32万トンクラス以上も建造されていますが(下記画像の5万トンクラス)載貨重量と比較した場合、ごみ嵩比重を0.3とみると、大型タンカーの約1/30のごみ貯留槽を建造すれば良いことになります。
また、本発明のごみ貯留槽は上部からの受入、下部スクリュウー等による排出装置を組込む構造としたものであるが、大型船舶の機能・構造、耐久性建造技術からすれば、ごみ貯留槽の地上建造など容易いものであることが以下に示すイメージ画像を見れば解るはずです。
但し、密閉型下部排出式ごみ受入槽の容量は、ごみ焼却処理しないごみ資源化施設に組込まれる物で、従来の連続焼却するごみ焼却施設と違い、その日の収集ごみ量分で良いことになり、1日分の処理量で良いので大型タンカー(5万トンクラス)の約1/150のごみ受入槽を建造すれば良いことになり施設建設コストも格段に低減されます。

大型タンカー(例:載貨重量5万トンクラス) 大型タンカー(例:載貨重量5万トンクラス)

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